2006年02月19日
第二回ほろ酔い映画だより
tsutayaの半額デーのメールに誘われて借りちゃいました。今日はフォルカー.シュレンドルフ監督の「ブリキの太鼓」です。1979年、ドイツ、フランス合作です。ま、映画史上に残る名作ですから今さらってな感じですが、実は見逃していました。これは映画館で観なくちゃ!(うちの奥さんは大毎地下名画座とサンケイホールで2回も観てるらしい、くやしいのう)
しかしなんで大毎地下劇場と名画座が閉館せなあかんねん。もう10年以上前になるんかなあ。ほんま最高にいい作品を低価格で上映してくれてたのに。会員になれば700円で2本立て。名画座のほうは確か500円。監督特集があったり、まじかよっていうような2本立てがあったり。毎週行くのが楽しみやったのに。しかししょうもない第三セクターとかに大金使いやがって。こういうすばらしい映画館をつぶすなんて大阪の恥やで。ま、その話はまたの機会ということで。
戦時中に3歳のままで自らの成長を止めてしまったオスカル少年の視点で大人や社会のいろんなぐちゃぐちゃした世界を描いた少しグロテスクでもありおとぎ話的でもある不思議な映画です。ドイツ映画らしい何ともくぐもった映像美。撮影監督は誰かなあ、物語のおもしろさに加え、この映像の美しさは価値ありですわ。どのシーンも絵画的。よく写真などで出てくる海のシーンなんかほんまに独特の美しさやなあ。そして何と言っても主役の少年の圧倒的な存在感がすごいわ。かわいさの中の毒々しい視線に加え、実年齢と止まり続けている容姿のギャップが醸し出す違和感がこの俳優さんのすごさかなあ。一回観ただけではこの映画のほんの一部しか感じとれないでしょうねえ。抜群の名画でした。しかし、大毎地下で観たかったよう。
では次回まで。

- by satoshi kusaka
- at 22:30

comments