2010年09月05日

第14回ほろ酔い映画だより「キャタピラー」

昨日、非常に遅ればせながら、若松孝二監督作品「キャタピラー」を観てきました。
仕事をやや早く終え、十三の商店街にある、第七藝術劇場へ。
初めて行ったが、昔ながらの雰囲気があふれるいい劇場です。
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道』以来の若松作品。緊張しながら開演時間を待ちました。
戦争で四肢を失い、声を失って戻ってきた男とその妻の生活を通して、戦争の悲惨さ、不条理さ、苦痛を描いた素晴らしい映画でした。
その二人と村の人々という狭い空間を描きながら、戦争というものがもたらす悲惨さを痛烈に表現しています。
被害者に加え、加害者も被害者たる戦争。その悲劇を映す反戦映画にとどまらない、人間の本質にまで言及した若松監督のメッセージ。
前作を観た後の帰り道と同じように、押し迫ってくるような感覚を感じながら帰りました。
若松監督は本当に偉大だ。
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