Profile

  • デザイナー / 日下訓志
    アパレル企業経験を経て、1994年アトリエ設立。
    神戸ファッション専門学校非常勤講師。1998年 大阪能楽 会館でファーストコレクション発表。
    以後、大阪コレクションやソウルコレクションなどに参加。04年には、大阪ミナミ芸術祭にて「Exhibition So What ? 」を発表
  • [mixi] ビタミンパワーズファクトリー
  • [mixi] 日下訓志

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2011年02月21日

第25回ほろ酔い映画だより「ファニー・ゲーム」

tsutayaの半額メールがきたので、ミヒャエル・ハネケ監督 1997年作品、「ファニー・ゲーム」を観ました。
この前、最新作の「白いリボン」を観たので、2本目のハネケ作品です。
湖畔の別荘に到着した家族の前にやってきた若者二人は、やがて不条理な仕打ちを繰り返し、三人を殺害する。
そして、続けざまにまた別の家族を餌食にする。
殺人を犯すに至る個人的な恨みや不遇などは、微塵もない。その不条理さ、女性や子供にも容赦のないまさにゲームとしての殺戮は、怒りや恐怖とともに、今の現実の世の中に、普通に横たわる薄気味悪さでもある。
あまり一般的には語られてないようですが、監督の「白色」の使い方に、勝手な自分なりの解釈を持ちながら、観終えた。
殺人鬼たちは、テニスウエアのような白い上下を見につけ、常に白い手袋をしている。殺人ゲームのスタートは床に落ちて粉々になった、卵の白い殻であり、白いゴルフボールは転がりながら、ゲームの再開を合図している。
白い色の与えるイメージや先入観は、現実と虚構のあいまいさを浮き彫りにするにはうってつけの要素であり、あらゆるものの裏面に潜んでいる負の部分を覆い隠してしまう。
カンヌ映画祭やその他のレビューでも、殺人の不快さとか、犯人のカメラ目線や巻き戻しのシーンなどが賛否両論を巻き起こしていたらしいけど、自分なりの切り口で観てみると、ハネケ監督の魅力の奥深さが
感じられて良かった。                                                  image07.jpg


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